夏のような陽気

 海水浴場の開催中止について

今年は、新型コロナウイルスの影響で、巷のニュースによると神奈川県では海水浴場開催中止の報道が相次いでいますね。調べてみると、新型コロナウイルス感染リスクのために、神奈川県では2020年夏は25箇所の海水浴場を開設しないと決定しているようです。それに合わせて海の家や臨時駐車場も開設されなくなります。
実際には、完全に海岸をガードして入れないようにする施策ではないようですので、治安維持や海の事故への増加が問題視されます。

そういえばゴールデンウイーク期間中は砂浜の閉鎖や潮干狩りを禁止していましたが、柵をのり越えて砂浜へ繰り出している方々が結構たくさんいらっしゃたのをテレビのニュースで拝見しました。

真夏の炎天下に、涼を求めて海水浴や水遊び、プールへ出かけたくなるのは人間の性であり、自粛することはかなり難しいのではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染の罹患リスクと水の事故によるリスクと、単純比較は出来ませんが、非常に悩ましい状況ですね。近隣の千葉県や茨城県静岡県などの海水浴場でも、すでに今夏の海水浴場の閉鎖を決めた所が続々と出てきているようです。あちこちで水の事故が多発しない事を今から祈るばかりです。

神奈川県は海水浴シーズンを前に、「新型コロナウイルス感染防止策ガイドライン」を海水浴場開設者に示しており、それを受け、各市では「(ガイドラインを踏まえ)各組合が苦渋の選択をした以上、海水浴場を開設しない場合の共通ルールも示すべきだ」としております。確かに、開催しない以上、その弊害に対する対応策はセットですよね。

 

学校での水泳授業のこと

今年は、授業時間数等の関係もあってか、学校での水泳授業も中止されるところが多数あると伺っております。

プールは水質管理さえしっかりしていれば、ウイルス対策には特に問題はないのですが、更衣室が3密になりやすいとの事で、それを理由に取り止めにするケースがあるようです。

現在、公共施設の温水プールでは、入場定員数の制限や換気、スタッフのフェイスガード着用など、一定の感染症対策により再開されている施設が多数あります。千葉のスポーツクラブでクラスターが発生した事例はありましたが、スイミングスクールやプールではクラスター発生の事例はこれまではありません。引き続き、プール管理者の皆様におかれましてはウイルス対策を実施し、安全なプール運営に取り組んで頂ければと思います。同時に通常より取り組んでおられる遊泳者に対する安全及び事故防止対策にも、どうかぬかりなきようお願い申し上げます。

 

プール(水泳場)における新型コロナウイルス対応ガイドライン(第1版)の公表

当協会でも非常事態宣言の会場により、プール(水泳場)の再開に際して、ガイドラインを策定しました。詳細は協会HPでご確認ください。

現在、夏季の屋外レジャー型の大型施設等に関連するガイドラインも策定出来次第、公表いたします。

 

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だんだんと気候が暑くなりますので、マスク着用による熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さい。のどが渇いたと感じるときは、すでに体内の水分が不足している状態だそうです。

今年もプールにおける水の事故ゼロを目指して、引き続き精力的に活動してまいります。